白石と違い古川は薄く雪が積もっていました。
工務店関係の人達が170人以上も集まっての
規模の大きな講演会でした。
講師は、
日本モーゲージサービス(株)
代表取締役 鵜沢泰功さん
(株)新建新聞社 新建ハウジング
編集長 三浦 祐成さん
のお二人でした。
講演の内容で印象に残った部分を少しご紹介させて頂きます。(´o`ゝ
2015年から日本の人口減少が本格的に始まるでしょう。
住宅産業は人口に支配された産業でありますので、
今後、新築の住宅着工数はお隣中国からの移民でも受け入れない限り
減少の一途をたどります。
しかし持家市場は底堅い、
根源的な良い家とは何か、良い生活とはなにか?
そういう事を真剣に考えて多様な価値観を持つお客様は増えるでしょう。
住宅産業は多様なプラットホームを持つことにより
もっと細やかなニーズに答えていくことになります。
ひとつ例をあげれば、
住宅金融支援機構「平成20年度住宅の住まい方に関する意識調査」
というアンケートによると・・
中古住宅はポスト団塊ジュニア世代(20代後半~30代前半)の
世代を中心に潜在需要がありそれがマグマのように噴出しつつあります。
今の35歳は10年前の35歳より100~200万円程年収が低いといいます。
アンケートの結果、生活に余裕がないと答えた方が4分の3です。
そして、ポスト団塊の世代は今までにない価値観を持ち
古着やアンティークを好み、人と同じものを嫌う傾向がある。
仕事よりも家族を優先する人達も多い。
今までは新築住宅が買えなかった人が中古住宅を購入するという
流れが主流な部分が強かったけど、
ポスト団塊の世代は、自分のライフスタイルに対するこだわりが強く、
古いものを直して使う事に関心を持っている。
日本で、より積極的に中古住宅を選んで買う
初めての世代になるのではないだろうか?
という見方が強まっているようです。
価値観が、
文明→普遍、優劣、創造、欲求、人間
から、
文化→固有、対等、伝承、知足、自然
へとシフトしているという内容でした。
なるほど、髙橋大介(31歳)もザックリイメージできました。(^-^)